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5人でマンションの一室から始め、売上100億超えを達成した会社の成長秘話

創業33年を迎え、2024年4月時点で社員数は約900名、大阪・東京本社をはじめ、4拠点を構えるアイル。

「1人で見る夢はただの夢だが、皆で見る夢は現実になる」

これは、当社代表取締役社長で創業者である、岩本哲夫の好きな言葉です。

代表は、システムエンジニアもいないなか、わずか5人でアイルをスタートさせました。周囲には無謀だと言われたそうです。
それでも、代表の思い描いた夢は一つずつ形になり、今のアイルがあり、そしてこれからの未来にもたくさん夢をもっています。

当社の自己紹介として、創業のドラマをお届けします。


営業5人でのIT企業立ち上げ。最初はシステムの代理販売からスタート


創業当時の代表 岩本

1991年に株式会社アイルを創業した当時、社員数は5人。システムエンジニアもいない状態で、代表岩本はまず、大手IT企業に1次ディーラーとしてシステムの代理販売をしたいと申し出ます。

まだ立ち上げたばかりでごく小さな会社であるアイルの、この申し出は異例であり無謀でした。

しかし先方の役員は、自分の力・責任で会社を育てていこうという代表の熱意と覚悟を感じ取り、この前例のない申し出を受け入れることを決意します。

晴れて1次ディーラーに任命されたアイルでしたが、ほかの1次ディーラーは実績を積んだ規模の大きな会社ばかり。

社員数がほかのディーラーよりも圧倒的に少ないなか、周りと同じように活動していては実績をあげるのは困難だと判断した代表は、大手が行き届かない、中小企業が密集するエリアに絞った営業活動を実践します。

この戦略が功を奏し、1年でシェアを急速に広め、大手IT企業から表彰を受けるまでに成長しました。

創立1周年式典

創業4年目で業績が停滞、業績回復のために代表が取った行動は…


売上5億に達してから3年間、業績が停滞気味に。

代表は、全てを把握しないと気がすまない自身の姿勢に原因があるのではないかと考えます。

そこで、社員に判断を任せるのも必要だと、午後には退社することを決断しました。

すると、社員個々人の主体性が伸びていき、再び業績は好転していったのです。

さらにこの時期、システムエンジニアが新たに仲間に加わったことで、自社オリジナル販売管理システムの完成も実現しました。

社員を信じ、委ねることで成長すること。
社員が自律し、自走できるだけの感性と知識を養い、能動的に挑戦する大切さを、今でも代表は伝え続けています。

功績社員が代表と高級料亭で会食
ざっくばらんに楽しく食事を囲みながら、互いの日頃の努力と一流のサービスを学ぶ大切な場

社員70名に対し、50名の新卒採用に踏み切る


創業から7年、顧客企業の契約が更新時期に差し掛かる頃でした。

代表はここが新たなスタートだと判断し、活力のある人材を50名採用。
この挑戦に対し、無茶な会社だと、契約を取り消すお客さまもいました。

それもそのはず。当時のアイルの社員数は70名。不安になりますよね。

しかし、このとき入った若手の成長が業績の向上へとつながり、2007年には、「大証へラクレス」(当時)市場への上場を果たします。

上場するにあたって、インサイダー防止のため、社内で共有している情報を制限する必要がありました。

そのため代表は当初、創業時から培ってきたオープンな風土が失われることを危惧し、上場に対して二の足を踏んでいました。

それでも、
「アイルを選んだ社員とそのご家族に安心してもらいたい」
代表のそんな想いが、上場の決め手となりました。

会社の決定はいつも、損得勘定ではなく「会社として大切にしたい人やことに対して誠実であるか」が判断軸になっています。

現在では、制限がありつつも、業績や戦略など会社の状況を伝えられる範囲で社内に共有することで、オープンな風土を保っています。

風通しの良さを重視した、仕切りのないオフィス

リーマンショック危機を乗り越え、東証第一部上場へ


リーマンショックの影響を受け、アイルは初めて減収・減益を経験します。

危機を感じた代表は、それまで役員やマネージャーに任せていた現場を、直接指揮するようになりました。

社内には緊張感でピリピリとした空気が張り詰め、周囲は全くものが言えない状況に。

そんな様子を見ていたある役員は、辞職を覚悟で
「それは正しいやり方ではない」
と進言しました。

この役員の行動により代表は現状を見つめ直し、社内改革に乗り出します。

そのなかで社内を変える大きなきっかけとなったのは、代表の取ったある行動でした。

アイルでは日頃から、オープンな風土を実践するための取り組みとして、代表自らが業績や社員の活躍、将来のビジョンなどを全社員に報告する「月報会議」を創業当時から毎月欠かさず行っています。

役員の進言を真摯に受け止めた代表は、「月報会議」の場を借りて、謝罪と反省の想いを全社員に伝えました。

代表の行動は、社員に驚きを与えるとともに、ここからまた皆で立て直していこうという一体感を生み、気軽に意見が言い合える風通しの良さを取り戻すことにもつながりました。

こうして再スタートを切ったアイルは、みるみる業績を回復させ、2018年には東証第二部上場、翌年2019年には一部上場を果たし、現在は東証プライム市場に属しています。

東証一部上場セレモニーの様子
創業以来、毎月開催する「月報会議」
全社の状況と代表の考えが詳細に共有され、経営者思考を学ぶ(現在はウェブ配信で実施)

1人で見る夢はただの夢だが、皆で見る夢は現実になる


業績は現在まで右肩上がりを続け、10年間で約3倍の売上高である100億超えを達成しました。

「よりお客さま目線に立ったサービスを提供したい」
創業時の代表の想いは実現されつつあります。

まさに、「1人で見る夢はただの夢だが、皆で見る夢は現実になる」ことを、当社の歴史が物語っています。

全社員が一堂に会する「創立記念式典」では、代表岩本からアイルの現在とこれまでの歩み、「1人で見る夢はただの夢だが、皆で見る夢は現実になる」の言葉が伝えられます
2017年の社員旅行では、下呂温泉の水明館に全社員が揃い圧巻の光景に

現在は毎年新入社員が50名以上、キャリア採用でも多くの即戦力が仲間入りしてくれるようになり、すっかり大所帯になりました。

それでも、その今が決して当たり前ではないこと、いつでも初心を持ち続け、創業当時からの想いをブレずに皆で持ち続けることの大切さを、代表は伝え続けています。

創業から現在まで、毎月代表が執筆している所感が「月報会議」で共有され、そのときどきに合わせて以前の所感も共有されています。

代表や創業メンバー、役員陣の変わらぬ想いと、数々の挑戦と失敗があって今があることを知り、いつ入社したメンバーも同じ熱量でアイルの夢に参加できる環境になっています。

これからも全員が同じ方向を向いて、より大きな夢を実現していけるよう尽力していきます!

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